虹色☆ブログ。

このたびの東北地方太平洋沖地震により、
お亡くなりになられた方々に、心よりお悔やみ申し上げます。
被災されました皆様、津波の被害に遭われた皆様、
そして今なお原発事故の影響下にある不安を抱えた多くの方々に、謹んでお見舞い申し上げます。
また、救助活動や原発事故に従事されている方々にも、感謝の意を申し上げます。
どうか一日も早く、安全で不安のない生活に戻られることを心よりお祈り申し上げます。


地震が起きてからもうずっと、心を痛めていました。
片っ端から最新のニュースを見て、
連絡をしたり、自分にできることを行動したり。もどかしくも思ったり。
そして、父のことを思い出していました。

父が死を宣告された時、果てしない無力感と悲しみに襲われた。
その一方で、しっかりしなくてはならない、諦めてはいけない、
希望を持つことへの意思を強く信じようと思った。
私が立っていることで家族の力になれたなら。
私が微笑むことで、父や母が安心し、希望を持つことができたなら。
私が行動することで、勇ましく思ってくれたなら。

そのためには私が冷静で、強くあらねばなるまい。
そうやって半年間、過ごした日々。そして、その後の半年間。
あれから一年が経とうとしています。

死はいつでもそこにあって、時として容赦なく襲ってくる。
どんなに希望を持ってしても、抗えない時もある。
ただ、強い意志を持つことが大事だ、踏ん張る気持ちが、生かしてくれている。
私は、父が死ぬ瞬間、魂が離れる瞬間を見た。最後の鼓動をこの指で聴いた。
安らかなのは、死んだ後の姿で、生かされた者が願うこと。
死はいつでもどこかにあって、隣り合わせで私たちは生きている。
だからこそ。

私も、いま、自分にできることを行動します。
ずっと想像し続けます。祈り続けます。
被災地の方々の心を思い浮かべます。自分にできることを考えます。
被災地だけでなく、東京でも、大阪でも、不安を感じているあなたのことを。
だからこそ。

まずは自分がしっかりしてみる。
いつもより丁寧に暮らしてみる。
元気であること、優しくあること、冷静であること。
感謝すること。シンプルであること。
想像すること。思いを馳せること。　
今、この瞬間を、大切にすること。
どうか人々の心に平安が訪れますように。

愛と優しさに満たされますように。健康でありますように。
すこしでも悲しみが癒え、あなたの心が温かくありますように。
今日も美味しいご飯と、微笑みに出会えますように。

町が復興し機能するまでに、おそらく時間はかかるとは思いますが、
諦めずに、希望を持って、今を生きる。突き進んでいくしかないのだ。
あなたがひとりじゃないのなら、だれかがそばにいるのなら、
なんとかやっていけるような気がします。どうか、どうか、がんばって、いきましょう。